資産運用に興味を持ち始めたきっかけ -経済成長にお金を預けよ!-
こんにちわ!ぷどり です。
今回は、私が資産運用を始めた何気無いきっかけをありのまま紹介したいと思います。
当時の私の資産はざっと現金で50万ほど、資産運用に漠然とした興味はあり確定拠出年金やNISAの存在は知りつつも、今一歩腰が上がらない、そんな悶々とした状態でした。
「投資なんて結局のところギャンブルじゃないの?」そう思っていたのをよく覚えています。
そんな中、昼休みの何気無い会話で同僚が一言
吉野家の優待券要らない?売りに行くの面倒なんだよね
同僚が株をやっているということを初めて知りました。
結局その優待券を買うことはありませんでしたが、その会話をきっかけに、会社からの帰り道、同僚と道すがら何気無い会話に。
株やってんの?
やってる。5年前くらいから
調子はどうよ?
すると待ってましたと言わんばかりに散々自慢される羽目に。
これ見てや、買った株が3売になったんやわ
これも。俺が売った直後に暴落したみたい
正直、若干うざいとは思いつつも笑、「これはチャンス‼」と長年の疑問をぶつけてみました。
投資とギャンブルって何が違うんだろ?
は?なんもかも違うから笑
でも投資ったって、買ったときより売るときの方が値が下がってるリスクがあるやん。てことはギャンブルみたいなもんじゃないの
何するにもリスクはあるもんだよ。でも投資なら時間をかければそのリスクを最小にできる
どういうこと?
そうやな…基本的に世界は経済成長するっていう大前提があるんやけど…
長い目で見れば、世界全体では年率およそ5%位で経済が成長してる。その成長に乗っかる。そういう発想が投資
そういう裏付けが無く上がるか下がるかよーわからんものにお金を出せばギャンブルって感じかなあ
「全世界の5%の経済成長に乗っかる」
これは自分にとっては衝撃的な発想でした。当時は投資信託やETFの知識も乏しく、投資といえば有名な会社の株を買うこと位のイメージでした。そのため、それを実現する術が分かりませんでした。
「そんなことできるんだ?」当時の率直な感想です。
インデックス投資っていうんやけど。まあ、四の五の言う前に証券口座開いてみるのが良いんちゃうかな
帰り道の分岐点で信号待ちの最中。
相手の言うことが何となく理解できたような気がしつつも何となく釈然としない部分もあり、待ち時間を使ってさらに突っ込んでみました。
でも、経済が破綻する可能性はあるんじゃ?そしたら株券はただの紙屑じゃない?
経済が破綻するリスクはある。でもよく考えてほしいんやけど、株式市場が崩壊するような規模の経済破綻が起こったら株券どころか現金も紙屑になってるわ。そのリスクは株も現金もそんなに変わらんと思う
株式市場だけが深刻なダメージを受ける可能性もあるんじゃ?
まあね。歴史上、株式市場は何度も深刻なダメージを受けてる。でも、その後必ずダイナミックな復活を遂げてきたのも事実なわけよ
ま、あとはリスクをどれだけとれるかの問題だな。これ以上は自分で勉強するのを勧める。とりあえず「ウォール街のランダムウォーカー」辺りを読むのが良いかな
信号が青になり、散々質問に付き合ってくれた同僚に感謝しつつ別れを告げ、残りは自分で勉強することを誓いました。
振り返りポイント
「投資なんて結局のところギャンブルじゃないの?」
結構このような疑問を抱いた経験のある方は多いのではないでしょうか?私はまさしくそのように思っていました。「投資はゼロサムゲームでしょ?」と。つまり「買った人がいるなら当然売った人がいる。もしその株が値上がりしたら、買った人は儲かるけど売った人は損をしたのと同じ。つまりWin-Loseの関係であり、買った人は売った人の利益を奪ったに過ぎない。」という考え方です。
ただ、この考え方は今では明確に間違っていると分かります。端的に言うと、売った人が損をしているとは限りません。もっと安い時期に買った人が、莫大な利益を抱えて市場から撤退するために売った可能性は十分にあり得ます(長期保有ならなおさら)。
このように、投資とは人間が経済活動のため切磋琢磨するという大前提に基づき経済成長に乗っかるものです。その時点だけ見ればゼロサムでも、時間という軸が追加されることでWin-Winの関係が成立するのです。
このあたりこれ以上特に語ることもないんですが、youtubeで非常に詳しい説明をされている方がいらっしゃるので貼っておきます。
この方の動画は非常にクオリティが高いので、今後もちょくちょく引用させて頂く予定です。
世界全体では年率およそ5%位で経済が成長してる
皆さんご存じでしたでしょうか?世界全体では経済が成長してるんです!!
…「当たり前やん」という声が聞こえてきそうですね。私はというと、このことを聞いた時頭を撃ち抜かれたような衝撃を受けました。理由は大きく2つありまして、1つ目は「そうか、みんなが毎日毎日一生懸命働いているんだから、基本的には経済成長するのが当たり前じゃん!」と気が付いたから。2つ目は「その経済の成長に対して投資する方法があるなら、安定してお金を膨らませることができるじゃん!」と気が付いたからです。上にもある通り、私は投資とギャンブルの違いがいまいちよく分かっていなかったこともあり、なおのこと衝撃を受けました。そんな裏技があったのか‼と。その方法というのがインデックス投資です。このブログでも、インデックス投資については詳しく紹介していくつもりです。
ちなみに以下は、OECDが今年12月に発表した今後のGDP成長力の予測値です。今年は新型コロナウイルスの影響でどこの国も酷い状況ですが、来年以降また成長する見通しとなっています。こういう上流の情報を参照し、正しい知識を身に着けていきたですね(ファクトフルネス精神)。
ウォール街のランダムウォーカー
いわずとしれた名著ですね。「プロの投資家とチンパンジーで運用成績が同じ」というセンセーショナルな売り文句で、そもそも投資とは何ぞや?の神髄を教えてくれた本です。私はこの本は旧版を図書館で借りて読みましたが、定期的にamazonの電子書籍で最新版を半額まで値下げしてくれていますので、その機会を待って購入してみてもいいかもしれません(2020/12/30現在、ちょうど半額になっています)。