妻を見て初心を思い出した話(17円の損失にショックを受ける理由)

昨日の夜にちょっと面白いことがありました。

寝る前に、妻が楽天証券のサイトに入ろうとしてパスワードが通らずに引っかかっていたのです。

何を調べようとしてるの?

と聞くと、どうも1月に始めたつみたてNISAの損益状況が気になるようで。

私が手伝ってログインし、つみたてNISAの損益を見ると17円値下がっていました。

それを見た妻が

「うわ~!17円下がってるー!」

と言うのです。

これを聞いて不覚にも笑ってしまったのですが、と同時に、投資を始めた頃は自分も些細な値動きが気になっていたことを思い出しました。

妻には「そんな値下がりを気にする必要は無い」と伝えましたが、果たしてそれで本人が納得したかどうかは分かりません。

ここからは私の話になりますが。

今の私はそのような値動きは一切気にしません。が、株を始めた頃は確かに300円の値動きで昼食代が頭をよぎっていました。

やった!これで昼食代が浮いた!

という感覚。リアルマネーと運用マネーが頭の中でごっちゃになっていたんですね。

そして投資を始めてから早3年。今ではどうかというと、5万や10万の値が動いたからといって

PS5を買っておけば良かった…

とはなりません。

何故値動きを気にしなくなったのか?その理由は、投資の目的を明確にしたからだと思います。

つまり、自分が投資をする理由を「将来の資産形成のため」と明確にすることで、運用マネーをある種バーチャルな存在、身近から少し距離を置いた客観的な存在として位置付け、リアルマネーと分離できるようになりました。

またいくら値が上下しようが、(基本的には)毎月決まった金額を投資信託に入金する以外にすることがないので、細かい値動きを気にする必要がなくなりました。

とはいえ、妻が今通っている道や私が過去に通ってきた道というのは、投資を始める誰もが通る道だと思います。
最初は慣れず、感情の振れ幅が大きい環境に居る中で、それでもなお資産運用の勉強をし続けることで、巨匠達が必ず口にする「投資するなら目的を明確にせよ」を肌身に感じることができるようになるのだと思います。

今回私は、妻の些細な一言から、初心で感じていた感情を思い出しました。と同時に、何故その感情を今では克服できたのかの考察を通じて、投資には目的が重要だということを再認識することができました。

皆さんは何のために投資をしているでしょうか?

それでは‼