リベ大は高くても電子書籍ではなく書籍(本)で買う事をオススメする理由

巷で話題のお金の大学(通称リベ大)、皆さんは御存知でしょうか?
私は昨年秋頃に本屋さんで見かけ、そのポップな見た目に吸い込まれるようにその場で立ち読み、内容がとても洗練されていたため即購入しました。

この本は現在、amazon電子書籍kindle)で、書籍と比べて500円ほど安く売られています。…が、私はこの本を書籍(本)で買うことを強くオススメします。その理由について、私のエピソードを交えてご紹介します。

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私は昨年に入籍したのですが、妻は独身の時、親の勧めで入院保険に入ったそうです。金額は月3,500円と決して安く無いもの。妻はそのお金を自分の財布から工面していました。

「保険は金食い虫」は今や資産運用に興味がある方の間では定説となっており、お金にまつわる本にも大抵書いています。そのため、私もこの本を読む前からその事は知っていました。
ただ、妻とも日常会話として多少保険の話をする機会はあったものの、妻の財布の中身をどう使うかは妻の問題ですので、無理矢理解約させることはしたくなく、特に説得などもせずそのままになっていました。

そういった背景から漠然と「そういった事を誰でも理解できる本があれば…」という思いを抱いていました。そんなさなかにふと本屋さんに立ち寄った時、出会ったのがこの本だったのです。

中身を見ると、お金について「貯める」「稼ぐ」「増やす」「守る」「使う」の5つの観点で書かれていて、内容も非常に分かりやすく纏まっており、可愛い絵と軽快な関西弁が手伝って大変楽しい内容だったのです。
そこで「この本なら妻も興味を持つんじゃないだろうか?」という思いもあり即購入。買ってから私自身もペラペラめくって楽しんでいたので、自宅のリビングのテーブルに置きっぱなしにしていました。

すると、あくる日に妻もこの本を読んだようで「保険を解約しようと思ってるんだけど…」と話しかけてきたのです。私は即座に「それが良いよ」と後押し、妻はすぐさま保険会社に連絡し、解約する運びとなりました。

今では妻も確定拠出年金とつみたてNISAの口座を開設し、資産運用の道を歩み始めています。

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エピソードは以上です。

今まで読んで頂いてお気づきでしょうが、この中のエピソードで、電子書籍には難しい事がただ一つあります。それは「そのままリビングのテーブルに置いておく」ということです。

確かに、kindle端末をリビングのテーブルに置いて置くことはできます。ただ、他人のkindle端末を何気なく手に取るでしょうか?

kindleは私のアカウントに紐付けをしています。あまり人に見られたくない(笑)ような本もあります。それを妻とシェアするのも気が引けますし、だからといって見せれる本しか買わない事はしたくなく、自分のアカウントは自分が好きなものを購入するために使いたいという思いがあります。

「家族アカウントを作れば良いのでは?」という話もありますが、そうすると所有する書籍が複数のアカウントに点在してしまい、管理が煩雑になってしまうのでそれも嫌です。また、やはり「リビングのテーブルに置いておく」ことで得られるシェア効果は少ないのではないでしょうか。

今回の出来事は、私に意外な感想を抱かせました。私は「いつか本は電子書籍に置き換わるんだろう」と漠然と思っていましたが、必ずしもそうとはならないかもしれないと考えを改めました。

とくにお金のような家族全員で考えるべき事を学べる本は、誰もが興味を抱けるような形で、かつ好きな時に読めるように置いて置くのが良いんだな、ということに気が付かされました。

と同時に、独身のときには私もあまり認識できていませんでしたが、本というのは自分が読んで終わりではなく、自分以外の誰かに広がっていくこともあるということに改めて気が付かされました。

お話は以上です。繰り返しますが、私は以上の理由をもって、電子書籍よりか500円ほど高い値段ではありますが、リベ大は書籍(本)で買うことを強くオススメします。
恐らく、この本を家族と読み、何か得るものがあれば、その情報の価値は優に500円を超えると思います。

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