手数料最安のS&P投信を徹底比較‼【楽天証券】eMAXISSlim米国株式(S&P500) VS【SBI証券】SBIバンガードS&P500 どちらがお得か?!
こんにちわ!ぷどりです。
今年のつみたてNISAをどこの証券会社で行うか、皆さんは既に決めているでしょうか?
年々投資信託のクオリティが高い商品が出てきており、悩む方も多いのでは無いでしょうか。
そこで今回は、ネット証券会社の2大巨頭である楽天証券とSBI証券の、特に人気が高いS&P500連動型の投資信託に焦点を当て、どちらの証券会社がお得か徹底考察してみたいと思います。
具体的には、楽天証券のeMAXISSlim米国株式(S&P500) とSBI証券のSBIバンガードS&P500で実際に運用したらどれだけ運用成績に差がつくのか、少しマニアックに掘り下げてシミュレーションしてみたいと思います。
S&P500連動型の投資信託とは?
S&P500とは、米国に上場している企業のうち主要500社で構成する米国の代表的な株価指数です。米国の市場動向を表す指標とされています。S&P500連動型の投資信託とは、S&P500を参考にポートフォリオを構成することで、S&P500と同じ動きとなることを目指した投資信託です。投資信託の概要
それぞれの投資信託の概要は以下の通りです。
【楽天証券】eMAXISSlim米国株式(S&P500)
楽天証券が取り扱うS&P500連動型のうち手数料が最安(0.0968%)の投資信託です。
組込上位10銘柄は以下の通りです。ランキング1位を誇り、高い人気が伺えます。
引用元:月次レポート2020年11月 -eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
引用元:楽天証券 -eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
【SBI証券】SBIバンガードS&P500
SBI証券が取り扱うS&P500連動型のうち手数料が最安(0.0938%)の投資信託です。
S&P500連動型としては日本最安です。組込上位10銘柄は以下の通りです。こちらもランキング1位ですね。
引用元:月次レポート2020年11月 -SBI・バンガード・S&P500
引用元:SBI証券 -SBI・バンガード・S&P500
組込銘柄に若干の違いはありますが、いずれもベンチマークのS&P500に連動していることが分かると思います。
投資判断材料の比較表
目論見書などから、投資判断材料として重要なポイントをピックアップしました。
明確な違いは純資産額と管理費用、ポイント制度ですね。この3つを簡単に解説いたします。
純資産額
純資産額は「その投資信託にどれだけのお金が集まっているか」です。人気度といっても良いかもしれません。少なすぎると資金が枯渇するなどのリスクがあり運用が不安定になるため、多いに越したことはありませんが、多いイコール優良ではありませんので注意が必要です。
管理費用(信託報酬手数料)
運用してもらうための手数料です。例えば100万円を預けている場合、管理費用が0.1%の投資信託なら、毎日100万円✕(0.1%/365日)の手数料をとられます。計算すると日に約2.7円で毎年1,000円(100万円の0.1%)になります。利益に直結するため、投資信託を利用する上で最も重要な指標の1つと言われています。今回の投資信託の手数料はそれぞれ年率0.0968%と0.0938%ですので、年率0.003%の差が運用にどの程度影響するのかが注目ポイントです。
資産額推移の比較
さて、いよいよ本題です。
それぞれの投資信託で運用すると、20年後の資産額にどれだけ差が出るのか表にしてみました。
毎年の投資額はつみたてNISAの40万、年利は4%の想定です。
年利と管理費用は月割で計算しています。
ポイント制度はそれぞれ付与の文化が異なることもあり、ポイント考慮なし、考慮ありでそれぞれ比較しました。
ポイント制度の考慮なし
まずはポイント制度を考慮せずに比較してみたいと思います。
若干SBIバンガードの方が有利です。ただし思ったよりも差は出なかった印象を受けました。
ポイント制度の考慮あり
次にポイント制度を考慮して比較してみたいと思います。
ポイント付与は以下の通り組み込みました。細かい事を気にしない方は読み飛ばして下さい。
楽天証券のポイント付与
①毎月保有資産額10万円ごとに4ポイント付与→前年末の総資産額に対する4pt✕12ヶ月分+76pt
※76ptは毎月33,333円投資時の投資額に対して得られる年間のポイント数
1~3月0pt、4~6月4pt、7~9月8pt、10~11月12pt、12月16pt→足すと76pt
②楽天カード支払いで毎月100円ごとに1ポイント付与
→定額4,000pt(毎年の投資額40万円に対して1%付与)
SBI証券のポイント付与
①保有資産額に対して年率0.02%のTポイント付与→毎月の保有資産額に対して年率0.02%付与
なお、付与されたポイントは年末に同じファンドに上積みする想定です。
積み立てNISAの枠は使い切るため、特定口座での上積みを想定している点はご了承ください。
なんと、15万近い圧倒的な差で楽天証券のeMaxismが有利という結果になりました。
ついでに、毎年の付与ポイントの推移表とグラフも作成しましたのでご覧ください。